レッスン1
この部屋で(この通りで、この窓から、この場所で)私が見ているものには何も意味がありません。
あなたの周囲をゆっくりと見回して、あなたが見ているどんなものに対してでも、この概念を極めて具体的に適用する練習をします。
このテーブルには何も意味がありません。
この椅子には何も意味がありません。
この手には何も意味がありません。
この足には何も意味がありません。
このペンには何も意味がありません。
次に、あなたに近い場所から遠くへと視線を移して、より広い範囲に対してこの概念を適用します。
あのドアには何も意味がありません。
あの体には何も意味がありません。
あのランプには何も意味がありません。
あの看板には何も意味がありません。
あの影には何も意味がありません。
これらの言葉が何かの順に並べられていないことや、様々なものに対して違いを設けていないことに注目します。それがこの実習の目的です。この言葉はあなたが見ているどんなものに対してもただ適用すべきです。今日の概念を練習する際には、完全に無差別にこの概念を使います。この実習は儀式的なものにすべきではないので、あなたが見ているあらゆるものに対してこの概念を適用することを試みないようにします。ただし、あなたが見ている何かを具体的に除外しないようにします。この概念を適用することに関する限り、何であっても同じでなければなりません。
最初の3つのレッスンはそれぞれ、1日に2回、好ましくは朝と夜に行いますが、3回以上は行わないようにします。また、最初の3つのレッスンは、約1分以上行うべきではなく、せかされた感じがないようにします。心地よくゆったりとした感覚が不可欠です。
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